店長の本音・・・空腹時に吐く・・・
空腹時に吐くのってけっこう多いお悩みですよね。
どっちかと言うのワンコに多くワンコのお話ですが、猫ちゃんもありますよ。
白いアワアワか、黄色いのですよね。
黄色い方が多いでしょうか・・・。
白いのが胃液で、黄色いのは胆汁で胃の次で使われる消化液です。
吐いちゃうのは、その消化液が多かったり空腹時に溜まって気持ち悪いからです。
消化酵素とはちょっと違って、タンパク質や脂質を消化酵素が分解しやすくするのが胃酸や胆汁の仕事です。
吐くのは、胃酸や胆汁が出過ぎることが原因で、言い方を変えると、脳や神経からも「消化しろ、消化液を出せ」の命令が普段から強すぎるからです。
人間では、ストレスでその命令が出過ぎたりアンバランスになることが多いと思いますが、犬猫はストレスが原因と言うことは稀だと思います。
じゃ・・・消化液が多くなったり、「消化液を出せ」の命令が強すぎるのはなぜか・・・
私の毎日の経験と想像でもありますが・・・
1、おやつ
2、栄養過多すぎるフード(高タンパク・高脂肪・高カロリー)
3、酵素・酵母・乳酸菌などの不足
1、おやつについて
まず、ホンマの本音でお話しましょう。
はっきり言っちゃいます。
ほぼ皆さん、「与え過ぎ」です。
与えなくていいです。与えない方がいいくらいです。少なくとも与えた方が良いことは、ほぼありません。
自分で言うのも何ですが、こう言ってくれるお店は本当に素晴らしいと思います(笑)
まあ・・・そう言う私も与えて「しまいます」。
でも、今でしたら小型犬2頭いて、月に1~2袋くらいしかあげないですよ。
しいて言うなら、例えば関節悪くて関節サプリは食べてくれない・・・そんな時に当店なら「G-BITS(ジービッツ) グルコサミンスティック」みたいに・・・
他で言うと、旬の栄養素だったり、熱に弱い酵素などが含まれているものだったり、そんな付加価値のあるおやつやサプリスナックはまだメリットも多くなるかと思います。
少しお話がそれちゃいましたけど、吐いちゃうのはおやつの与え過ぎ、または高タンパク・高脂肪だったり消化が悪いオヤツが原因であることが多いです。
時々吐いちゃって心当たりがある飼い主様は、できればオヤツをやめる・減らす、それと例えばビスケット類などあっさり目にするといいです。
私は自分の娘達に与えられるおやつしか販売していません。
添加物など身体に悪いものが含まれるおやつは販売していません。
でも、「どんどん食べた方がいいですよ」って言うようなものではありません。
「与え過ぎ」や量については・・・
例えば・・・3キロのワンちゃんに「1個」なら、60キロ超える私なら単純計算で20倍で20個。
与える際に毎回20倍自分も食べて見て下さい。
ささみジャーキー1個与えてる飼い主さんは、20個食べて下さい。タブン胃の調子が悪くなりますよ。
2、栄養過多すぎるフード(高タンパク・高脂肪・高カロリー)
お店で一番多いご相談は「フード食べない」です。
そう言って連れて来られるワンコのほとんどが、フード食べないのにちょっとぽっちゃりさん。
それにおやつ。
超悪循環・・・
高カロリーだったり、高タンパクなフードの方が美味しいですからね。
ゴハン食べないのは、ほとんどの場合おやつなど飼い主さん側に原因があるのに・・・
お店をしていてそれ(飼い主さん側の原因)を伝えるのってめちゃくちゃ難しいです。
今の・・・「飼い主さん側に原因があるのに」ってだけでも気分悪いでしょ・・・。
私もしょっちゅう失敗します。なんも売れないばかりか、ご立腹させて終わったりします。
ものすごい気を使って言葉選んで必死でお話します。
ちなみにうまく行ったら行ったで・・・「じゃ今のゴハンで頑張ってみる!」ってなり・・・なんも売れません(涙)
でも美味しいゴハンを提案するのは簡単♪、目新しい初めてのゴハンを提案するのも簡単♪
儲かるし嫌われないしお互いハッピー♪
それに20年前と比べると、フードの栄養学や製造技術がめちゃくちゃ進歩してます。
すごく美味しく「高栄養」になってます。
人間(先進国の)と一緒で、犬猫も栄養不足の病気より、栄養過多による病気の方がはるかに多い。
そっちしかないくらい。
私は「高タンパクがいい」とも「お肉が多い方がいい」とも考えていません。
「ちょうどいいゴハン」、もしくは、少しあっさり目のゴハンがいいと思ってます。
吐いちゃう原因も、高タンパク・高脂肪過ぎて、普段から消化や分解が大変で「消化液を出せ」が強すぎるのが原因だったりすると思います。
心あたりがある飼い主様は、シニアやライトなどすこし「あっさり目」のゴハンにしてみて下さい。
銘柄で言うと、「ハッピードッグ」なんかがおすすめです。
食いつきが良さそうなゴハンや売れそうなゴハンだけ取り扱ってお店していません。
また自分で言ってしまいますが、解っていてこうしてるお店って素晴らしいと思います(笑)
美味しいばかりのジャンクフード屋さんが残るか・・・癖もすごいし無愛想でぶっきら棒でもヘルシーなフード屋が残るか・・・
お客様次第でしょうか・・・
癖も無くて愛想よくてぶっきら棒じゃないヘルシーなフード屋さんになるのって難しいんです。
言い訳ですが・・・「おやつの与え過ぎ」とか「肥満」、「甘やかし過ぎ」などなど・・・
それもしないと「ヘルシーなフードは食べてくれない」ですから・・・間違いを愛想よく指摘するの・・・難しいです。
「1」と「2」は一緒になっちゃてることが多いですね。
高タンパク・高脂肪なオヤツ食べてゴハン食べなくなって、高タンパクで高脂肪な美味しいフードしか食べない・・・内臓は大変ですよ。
3、酵素・酵母・乳酸菌などの不足
肉食動物は・・・って言うか自然の動物はみんな食事はナマです。
なかでも肉食動物は消化が苦手と言うか、例えば羊や鹿は胃が4つもあって腸もめちゃくちゃ長いですよね。
肉食動物は、捕えた獲物の内臓や内容物を1番に好んで食べます。
ドロドロに発酵した酵素や酵母、乳酸菌の宝庫です。
ドッグフードは、どう頑張ってもそれを再現できません。
酵素や酵素、乳酸菌が不足します。
毎日ずっと。
だから普段から消化液や消化酵素をいっぱい出さなくていけなくて、出せ!の命令も強いんです。
是非ともサプリメントで補うことをおすすめします。
スパイラルエンザイムスやフルーツザイム、アニマストラスやミッシングリンク、ツヤットなどたくさん取り扱っています。
もうちょっとお手軽にと言う場合は、発芽玄米キューブや発酵野菜、フリーズドライ納豆をつぶしてトッピングするだけでも違ってきますよ。
人間でいうと、トンカツとキャベツだったり、焼き魚と大根おろし・・・みたいなものです。
キャベツ入りのトンカツは無理なんです。キャベツも加熱しちゃうし・・・。
ドッグフードにキャベツをトッピングするのもちょっと違います。
草食動物が一回食べて・・・げぇ~したキャベツじゃないと・・・。
だからサプリメントが効率的です。
その他・・・
空腹時なので空腹を少なくっておやつを与える方法もある?のですが、上記でご説明したようにあまりおすすめしません。
出過ぎる消化液の為にまたおやつを食べると、どんどんおやつも消化液も内臓の負担も増えるかと思います。
食事の回数を5回とか6回、猫ちゃんなら「置きエサ」が良いと言う意見も検索すると出てきますが、私は反対です。
お腹が空くと胃がギュ~っと縮んで「ぐぅ~」ってなるのですが、お掃除してるんです。その後休憩もします。
それも大事と言うか・・・もしかするとそっちの方が大切かも。
例えば人間も1日3回の食事って言われますが、本当は1日3回の空腹が大切なのかもしれませんよ。
もう一つは、胃酸などの関係で、空腹時には体液、特にオシッコのPHが下がります。
逆に食べると上がります。
間食や食事回数が多いとオシッコのPHが下がるヒマが無くなり、尿路結石の原因になると思います。
お話がそれちゃいますが、運動中もオシッコのPHは下がります。
ストラバイト(尿路結石)の犬猫って、かなりの確率で「空腹が少ない(間食が多い)」+「運動不足」です。
但し、食事の時間や量の配分を変えるのはありかなと思います。
例えば、朝ご飯の前の空腹時に吐いちゃうのであれば、朝ご飯を早くしたり、晩御飯を多くしたり・・・。
まとめ・・・
1、おやつをやめる・減らす、ビスケットなどあっさり目にする
2、フードをシニアやライト、あっさり目にする
3、酵素や酵母、乳酸菌サプリを与える
考慮
与える時間や量のバランスを変えてみる(但し回数を増やすのは反対です)
ご注意
病気が原因の場合もあります。
あまりひどかったり心配な場合は獣医さんにも相談して下さい。