にゃー子 にゃー助 その4(里親探し)
まずは、猫風邪等の問題はできるだけ完治させるしかないです。
お金はかかりますが、領収書などおいておいて、後で里親になる人に相談するのもありです。
捨て猫ちゃんの場合、ノミがいたり出てきたりする可能性が高いのでそれは獣医さんに相談です。
小さい子猫の場合、フロントラインなどキツイお薬は要注意です。
それと下痢などなくても、一度検便&虫下しはするべきです。
一般的な健康診断みたいなのもしておくといいです。
でも、子猫が小さいと血液を取るのも可愛そうなので最低限でいいと思います。
猫はいろんな伝染病があります。検査をしてもよいですが、生後6か月くらい経ってないと正確な結果が出ません。
里親さんには、その辺の説明をして理解を得なくてはいけません。
あと去勢・不妊手術です。これもある程度成長しないとできません。
愛護団体さんによっては、すべての検査や去勢・不妊手術が済み生後6ヶ月頃になってから里親に出すところもあります。
私は、里親さんに時期が来たら必ず手術してもらうようにお約束を頂きました。
いろんな意見はあると思いますが、繁殖を管理できなくて不幸な命が生まれてるわけですから、また「子供産みました、飼えません」ってなると、私のしたことの意味が無くなります。
同じ意味で外に出さず、完全室内飼いにしてもらいます。外に出ると病気もらったりケンカしたりしますしね。
里親探しは、地域の新聞や情報誌はほとんど無料で載せてくれます。
あとは、ポスターを作ってあちこち張ってもらいます。
動物病院やペットショップもいいですが、普通のスーパーとかの方がいい人が見てくれるような気がします。
それとインターネット。たくさん里親探しのサイトがあります。
当店のHPにもリンクしましたが、「いつでも里親募集中」さんなどです。
私の場合は、初めから「お断りすることがあります」って書いてました。にゃー子&にゃー助のために、選ぶ必要があるからです。
里親さんが現れたら、できれば相手の自宅へ行くべきです。どんな人かわかります。
今まで飼育した猫の話など伺うともっとどんな人間かわかります。
飼い方や不妊・去勢などの条件は、書類にして契約書を作って書名してもらうべきです。
私・・・、ずっと雇われている時は、子猫や仔犬を売るのが仕事でした。
販売頭数でお給料も歩合だし、なんせくどくど叱られます。相手をその気にさせてバンバン売るのは苦手でした。
実店舗で私を知っている人はよ~くお分かりだと思います。
まあお商売には到底向かないブッキラボウで無愛想な私は、里親探しにはばっちりです。
「子猫もらえるんだって!」みたいな軽いノリでテンションの上がった方は、私に会うとドンドンとテンションが下がります。
欲しいって言ってくれた方を、3組お断りしました。
なんで?ってゴネたり、大変ご気分を悪くさせましたが、そこはごめんなさい。
私が無茶を言っているわけではありません。
一人のおじさんなんて「前も猫飼ってたけど近所とトラぶって捨てた」なんて平気で言うんですよ。
即刻退場です。なんかね。里親(タダでもらえる)ってこんなノリの人が来るんです。
それと、想像もしたくないですが、里親詐欺ってのがいます。虐待や転売が目的です。
でもまあ、お店しながら、人の気分を悪くさせたり嫌われて、何も良いことありません。
人間関係も難しくなります。お客様が紹介してくださった方や、お世話になった獣医さんのご紹介でさえお断りすることもありました。
大変と言えば大変でしたが、にゃー子もにゃー助も、信頼できる里親さんが見つかって連れて帰っていただきました。
結局2ヶ月以上ここにいましたが・・・。
にゃー子、にゃー助、よかったな。幸せになるんだぞー!それともう少しセンスの良い名前を付けてもらえよ。
この日記の意味は、あるんだろうか・・・。
一つでも助けられる命が増えて、捨てられる命が減るといいけど。
ポスターを張らせて下さったお店さん、たくさんの方に声かけて下さったお客様、ありがとうございました。
えらい苦労話になりましたが、私なんて大したことないです。少しお付き合いのある団体さんをご紹介。
千葉ワンさん
ハッピーハウスさん