歯石取り・・

今日はワンちゃんの歯石取りのお話です。

最近の獣医さん・・・やたら「歯石取り」をするし、すすめまくります。
確かに歯石が良いわけないのは解ってますが、あまりにもヒドイと感じることもあります。
毎年取るようにすすめたり、私は獣医じゃないので解りませんが、全身麻酔して取るほどかな?って思うこともあります。

年をとってくると、ある程度は歯石もできるし、歯がグラグラしてきたりします。
歯周病って状態で、歯と歯茎に隙間ができてきている状態です。
歯石も多少はみんなできるし、グラグラもほっておいてもそのうち抜けてしまいます。
でも、ごくまれですが、歯のバイキンが血管から入って心臓や脳で悪さし大変危険な状態になることがあります。
正直言って、むか~し昔は、今ほど「歯石取り」なんてしなかったですが、そんなことは滅多にないです。
滅多にないですが、ゼロではないです。
ですので、獣医さんにすすめられて、「ホントにしないとダメですか?」ってご相談がすごく多いですが、
「しなくても大丈夫だろ」って思いながらも、「しなくていい」とは言えないです。
グラグラも一緒で、大抵はそのままでも勝手に抜けますが、安易なことは言えません。
病院で抜いてもらった方が安心です。

獣医さんの歯石取りってほとんど全身麻酔ですよね。
そうでないとできないんです。
最近一部の美容室のトリマーさんは、麻酔なしで歯石取りをしてます。
やっぱり犬の扱いは、トリマーさんが一番「プロ」です。
実は当店でもできないかと思って少し調べています。
でもちょっと難しいですね。
歯石取りってなるとかなり医療行為に近いので、何かあった時に責任をとれるのかってとこです。
さっき言ったバイキンが心臓や脳で悪さをするお話しなんですが、実は「歯石取り」がきっかけになる可能性もあります。
獣医さんのやり方にもよりますが、歯石取りの日程が決まるとその5日くらい前から5日後くらいまで口内に良く効く抗生物質を出す病院がほとんどです。
歯茎を傷つけて出血したり、目に見えない傷もいっぱいできるし、歯が抜けてしまったりしますからね。
歯石取りをしている美容室では、まずそこまでしてません。

大切なワンちゃんをお預かりするわけですから、責任の持てないことはできないですし、お店としてもそのリスクは怖いです。
ある獣医さんに「そんなことして責任持てるのか?」「麻酔なしでできるわけない」って叱られました。
と言っても・・・トリマーさんって動きまくるワンちゃんをめちゃめちゃ切れるハサミでカットしているので、そっちの方がよっぽど危ないことしてますけどね。
それに、トリマーさんって採血とか歯石取りくらいすぐにできますよ。慣れれば獣医さんもビックリするくらい一人でちゃっちゃとできると思います。
何度も言いますが、あのハサミで全身カットなんてもっとすごいことです。
獣医さんがカットしたら全身血まみれで死んでしまうと思います。当たり前ですが・・・。
ちょっと「トリマーちゃんを舐めんなよ」って思ったりしましたが、それでも私のお店でするなら、「獣医さんより犬の扱が上手なトリマーによって麻酔なし」でなおかつ、バイキン対策でお薬を処方+血液検査・・・くらいはやりたいです。
だから無理です。残念。

とりあえず、予防ですね。
当店では、「ワンコ歯石トルン」をおすすめしてます。
この日記でもむか~し昔に実績の写真入りで紹介していますよ。