店長の本音・・・ケーキとか擬人化?・・・最後は何を言っているのか分かりません。

またお客様を減らしてしまうかもしれない本音トークです。


めちゃくちゃリクエストやお問い合わせをいただく「クリスマスケーキ」は、今年も販売しません。
タブン・・・。


基本的に当店は(私は)自分のパートナーに与えられないようなものな販売しません。
特に「ケーキ」になっていると、正直自分の子に与えられるものが見つかりません。

犬猫に無害なものだけで作っても、クリームとかに似せた何か?を使用するので・・・。

それと、これも失礼な言い方?ですが、そもそも「ケーキを与えたい」と言う発想や気持ちがよくわからないです。

なんでケーキ?

擬人化と言うか、ケーキを食べると可愛いとか嬉しいとか・・・

「特別なものを与えたい」「美味しいものを与えたい」という気持ちはわかりますし、私にもあります。

だったら・・・「お肉でしょ」

お肉やお魚が入った時点で、「ケーキ」とは呼べないですよね。
「おせち」なら、美味しいお魚やお肉を並べるとそれっぽくなりますが、ケーキは私には無理があります。

ケーキにする必要、ケーキに似せる必要ってありますか・・・。


とは言うものの・・・特に実店舗では毎日のようにお問い合わせがあるので、探したり検討はしています。
クリスマスが近づくと本当に毎日ですから・・。

入り口や電話帳に「ケーキありません」って書いておこうかと思うくらいです。

あまりにも多いので・・・
米粉とかお芋とかでできていて、クリーム?はなし、ギリギリ「シフォンケーキ」って言えるようなものなら販売してみようかと思ってます。



この擬人化?と言うか、人間目線で「こうであってほしい」とかいう発想が嫌いです。

極めつけで、実店舗でも無茶苦茶不愛想で店員としてあり得ない顔してしまうのは・・

「大きくなったら嫌」とかです。

「思ったより大きくなちゃって・・・重たくて大変・・・」みたいなお話ならいいのですが・・・

「大きくしたくないから、大きくならないフードはどれですか?」なんて聞かれると、ち~ん・・・ってなってしまいます。

ものの言い方で、「愛情」を感じればよいのですが、なんだか本当に見た目?
それも他人からの見た目を気になされているのか・・・言い方や表情で・・ち~ん・・・ってなってしまいます。


洋服も嫌いです。(売ってますが・・・)

だってほとんどの場合、人間の都合やエゴ?でしょ?。

基本、犬や猫に洋服は要らないです。

体温調節が余計におかしくなったり、静電気でモツレたり、脇など擦れて毛や皮膚が悪くなったり、通気が悪くなって皮膚に悪かったり・・・・

昔は外で繋がれっぱなしのワンちゃんの首に首輪の跡がありました。
それはある意味仕方ないかと思います。
最近は、洋服の跡がある子がいます。首回りや脇の毛がすり減って皮膚も荒れていたりします。

そのマイナス面やデメリットを考えて、それでもメリット(暖かい)が勝ったとき以外、不要です。マイナスです。

皆さんは、そこに「可愛い」「可愛く見せたい」「可愛くあって欲しい」を足すんでしょ・・・。

それでも販売しているのは、例えば昨年亡くなりましたが、我が家のしーちゃんみたいに心臓が悪くて老犬になり、急に冷え込んだりするとメリットが勝ります。
メリットが勝るとき以外、要らないです。

こんなこと言うから洋服屋さんとはケンカしてしまい、お店で取り扱うのも難しくなってしまいました(涙)

お世話になった社長にも・・・
「店の看板犬に洋服着せておけば売れるのに!」
って言われて・・・

「自分の犬には着せません」

「売る気あるんか!」

「たくさん売れるといいな・・・とは思わないです」

「じゃ、もうやめてくれ!」・・・

もうお分かりだと思いますが、私は人間関係やお付き合いも苦手で・・・

数年前ですが・・・、久しぶりに会った従妹の姉ちゃん。
特に女性って「旦那の愚痴」とか好きじゃないですか・・・私はあれも苦手で、「じゃ離婚すれば」しか言えなかったりするんです。
特に大阪の文化?で・・・アホとかボケ、どっか行けとか死ねくらいまで、割と冗談で大好きでも言うんです。

その従妹の姉ちゃんもよくしゃべる面白い大阪のオバちゃんでして、飼っているチワワの話をしてくれるのですが・・・
老犬になって来て、持病もあって通院も大変だしお金もかかるし・・・もう嫌だわ・・・大変や・・・捨てたろか・・・くらいの口調で・・・

「姉ちゃん・・・じゃ、今から僕が引き取って、毎日通院もするよ」

涙ながらにそう言ってしまって、親戚が集まっていたのに・・・ち~んってすごい空気になってしまいました。


そういう「すごい空気」か、「間違っている!」と言って、口論になるので、友人や親せきはお客さんにはならないし・・・
親せきや友人の中で、私は「動物の話NG」になっていると思います。

気の合う叔母さん二人だけで、それ以外は動物の話NGにされていると思います。

それがお店でも起こるのだから、お商売がうまくいくわけもないし儲かるわけないですよね。

「気の合う」お客様しか、お客様としての対応ができていない時がありますから・・・。

無茶苦茶重ね着とかさせられて、歩きにくそうなわんちゃんが来ると・・・
「店長、見てえ~かわいいでしょ」って言われても・・・ち~んってしてしまいます・・・。



お店で、お散歩のお話とかになっても思います。

正直に言って欲しいと言うとちょっと上から目線ですが、「お散歩がめんどくさい」って思うとき・・・私もあります。

だけど・・・なんか「この子はお散歩嫌いだから」って、ワンコのこと思ってお散歩に行っていないみたいな言い方なされると、苦手です。

私も長い間「人間」をしているので、表情でわかりますからね。
面倒なのか・・・本当にそうなのか・・・。
それに25年もこの仕事していて、毎日何頭ものワンちゃんとしゃべるので、ワンコみてもわかります。

犬や猫って飼い主さんと一心同体なんですよ。

だから余計にさみしくて悲しくなる。

飼い主さんが喜ぶと、飼い主さんが楽しいと、ワンコも楽しくて喜ぶんですよ。

うまく言えないですけど・・・飼い主さんが散歩嫌いでめんどくさいと思っていると、そのワンコは私達になんとも言えない微妙な顔するんです。

「あんまり母ちゃんを責めないで・・・お散歩なくていいから・・・」




洋服もそうです。

洋服着せると喜ぶワンコいますよね。

洋服着るほうが、可愛いって言ってもらえるし、何よりお母さんの喜ぶ顔が見たいんです。

寒い冷え込んだ朝ならともかく、絶対にうっとしい梅雨時に重たいし擦れるし痒いし暑いデニムとか重ね着とかさせられても・・・。


人間って待ち合わせ時間に遅れると、怒ります。

でも犬や猫って、帰りが遅くなっても・・・遅くなればなるほど、喜びますよね。

どんな状況でもお母さんが大好きで感謝しています。

虐待とか、多頭飼い崩壊とか・・・そんな状況でも怒ってないし恨んでないし感謝しますからね。

私も昔は生体販売を無茶苦茶するところで勤めていました。
何とか回れるくらいの狭いケージに一日中入れられて、お散歩なしどころか、1日1回の掃除と2回の食事しか、触ってもらえることもない。
名前さえ付けてもらえない・・。

あの時感じたのは、あんな状況でも、どんな状況でも、犬や猫は文句も言わない、感謝しています。
たった1回、1日1回掃除のときに触ってもらえるだけで、全身で喜んでくれます。
ダンボールから出たことない子でさえも・・・。

何言ってんのか分からなくなりました・・・。

ケーキを探すのであれば、人間がこんなの食べて欲しいとか与えたいじゃなくて、犬や猫のことを考えて欲しい。
洋服はなぜ着せているのか、一度自分に聞いてみて欲しい。
お散歩は、だれが嫌がっているのか素直に考えて欲しい。

犬や猫は人間じゃない。
犬や猫を理解して、犬猫の本当の幸せを感じて考えていきたいです。