2019年2月

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今日は大阪府の「シフォン」ちゃん!

お母さん達ご家族みんながインフルエンザで全滅してしまってもいたって元気な高齢犬ワンちゃんです!

ちょうど去年の今頃、お客様のご紹介でした。
少し前から腎臓の調子が悪くなってしまったんです。

腎臓ケアのゴハンって獣医さんにもペットショップにもいろいろ販売していますが、どうも合うものが無くて・・・。

腎臓ケアってタンパク質を制限する代わりに、炭水化物が多めな分、それがお米かお芋かでもかなり違うようですし、炭水化物はそれほど多くなくて、代わりに脂肪分が多めだったりとけっこう「合う・合わない」が出てくるように思います。
しかも種類も普通のゴハンよりずっと少なく限られてしまいます。

それと、獣医さんは「このフードを使え」と言うだけの場合が多かったり、失礼ながら飼い主さんも勉強不足と言うか、ちょっと意識が低いように思うことがあります。

具体的には「タンパク質(リン)」を制限しているゴハンなのに、オヤツやトッピングで、例えば「ササミ」などタンパク質(リン)を与えてしまう方が非常に多いです。

実店舗でもそういうお客様が多く、治って欲しい!少しでも悪化を遅らせたい!って思いが、正直飼い主様より私の方が強いのか?イヤそんなことないはずなのに、どうしても無愛想でぶっきら棒で下手くそな私はうまくできません。

オヤツは無しとは言わないので、ササミやその他お肉系のジャーキー類はやめてボーロやビスケット類やお芋などにして欲しいのですが、飼い主様によってはどうしてもそれができない・・・。

喜ぶから・・・ちょっとだけだから・・・かわいそうだから・・・もう好きなの食べたらいいから・・・

1回ご説明してもレジへ持って来られた場合、2回目は店員としてダメ?になってしまい、確実にご気分を悪くさせます。
だから我慢しても・・・私は顔や態度に出てしまうので・・・

そこでも笑顔で「ありがとうございました!」って言わなくていけないのでしょうか・・・。
もうすぐ42歳ですが、まだ上手にできないようです。

「ササミより・・・お母さんが好きなんですよ」とか・・・いろいろ頑張ってみますが、やっぱり難しいです。

価値観は人それぞれですし、ワンコやニャンコのことは飼い主さんそれぞれ自由。
制限されるより好きなの食べた方がいいって言うのも解ります。

本当に本当の最後は、何でも食べたらいいと思う。
でももうちょっと頑張って欲しいです。

残念ながら、最後は勝てません。
だから頑張ってもオヤツを制限してもほとんど意味が無いように感じて、「好きなもの食べされば良かった」って思うかも知れない。

でも・・・・
1~2年、いや2~3年、下手するともっと飼い主様次第で一緒にいられる時間が延びることだったてあるんです!

そうです!
シフォンちゃんみたいにビックリするくらい回復することってあるんです!

シフォンちゃん、もうすぐ15歳ですよ。
大型犬ちゃんで15歳ってかなり高齢のご長寿ですよ。

去年の今頃、正直かなり悪かった腎臓の数値(BUN・クレアチニン)・・・
なんとなんと去年の暮れには、完全に正常値です。
しかも、もうすぐ15歳なんですよ。

そして今は腎臓食から少しずつ普通のゴハンを混ぜていってます。
すごい。

血液検査の結果もお知らせ下さるのですが、お母さんの間違いでなければ、すごい回復です。
もちろん、腎不全も原因もいろいろあれば急性も慢性もあり、失われた機能は回復しないことがほとんどです。
みんながみんなこういう結果になるものではありません。

でも頑張って欲しいです。

シフォンちゃんは特別と言うか、「一時的で頑張れば回復するもの」だったかもしれません。
でも「回復するもの」なのに、その「一時的な」タイミングを逃してしまっているかもしれませんよ。



シフォンちゃん!
いつもありがとう!

自分の話ばっかりしてごめんね・・・。

でもすごいね。
ほんまにすごいよ。
まだまだ大好きなお母さんとお父さんと一緒に楽しく過ごして、たっぷりどっぷり甘えまくろう。

※シフォンちゃんのゴハン&オヤツ
アニモンダ ニーレン ドライ & ウェット
ブルーベリーボーロ



次は、今日のハナちゃん!

もうすぐ春です!
窓際で日向ぼっこしながら・・・

空前絶後の「へそ天!」
素晴らしいへそ天です。




ハナちゃん、いつもありがとう!

めっちゃ気持ちよさそうやね。
なんかえ~なあ~。
次の休みはオッチャンもみんなで窓際でへそ天するわ。

安心と幸せいっぱいがドバドバ出た写真やね。
いつも大切にたっぷり可愛がってもらってホントいいね。

これからもよろしくね。

この日記って本当はおすすめの商品をご紹介したり、SEO対策を考えてキーワードを散りばめたり・・・お店ならそういうこと考えて書くべきなのですが・・・苦手です。

こんな私がもう14年もこんなお店を続けられるのは本当に皆さんのおかげですから、大切なお客様、大切なワンコやニャンコを心配してのお話です。

去年の今頃は「ヒートショック」が多くて、これまた苦手で超滅多に配信しないメールマガジンでお知らせしました。
急に冷えて血管や血圧に急激なダメージを受ける問題です。
人間ですとお風呂が多いですね。
去年は老犬ちゃんでも多くて、暖かいお部屋からお散歩で外へ出た瞬間フラフラ~ってなってしまった例を数件聞きました。
お部屋をポカポカにすると20度とかで寒い朝は大阪でも0度近くになりますからすごい温度差ですよね。

寒がりな老犬ちゃんは、洋服とかも考えてもいいですが、玄関で数分だけでもタイムラグを作って身体を慣れさせてからお外に出て下さい。


去年は何回も聞いた「ヒートショック」だったのに、今年は1度も聞いていません。
小さいお店でお客様も少ないですからタマタマだと思うんですが、今年は「低体温症」です。

身体の深部まで冷え切ってしまって正常に機能しなくなる状態です。

乱暴な言い方ですが・・・「死にかけてます」「下手すれば死にます」
かなり危ない状況になりますから、皆さん本当にご注意ください。

私の経験で気を付けて頂きたいキーワードは・・・

「老犬・老猫」
「心臓疾患など持病」
「シャンプー」
「寒波」
「午後」

老犬ちゃん老猫ちゃん、特に心臓に問題があったりするとなおさらです。
ホルモンなどの病気も要注意だそうです。
寒波で寒い日や、午後からの気温が下がるタイミング。
当てはまるワンちゃんネコちゃんはシャンプーしない方がいいです。特にお家で。
年齢に加えて、小型犬や猫ちゃんみたいに「身体が小さい」方が起こりやすいそうです。

私の経験では、老犬ちゃんをお家で飼い主さんがシャンプーしたのがきっかけになっている例が多いです。
(もちろん寒い日のお散歩などもご注意ください)

「お家の中だしシャンプーくらいでは・・・」っておっしゃる獣医さんもトリマーさんもいると思いますし、お客様も少ない当店の私ですが、実際本当にあるからお話しています。

前もこんなお話しましたが、例えば柴犬ちゃんですと当店の美容室で2時間で無理な時があります。
チワワちゃんでも1時間はかかります。

乱暴なことしないから他店より時間がかかるのもありますが、いちおう14年も経験のあるトリマーとオバケみたいなドライヤーがあってもそれだけ時間がかかるんです。

お家ですと、ほとんどの方がそんなに時間がかからないとおっしゃいます。
キチンと洗えてませんし、完全に乾いていなくて濡れた状態です。

それで体温が奪われるだと思います。

しっかりブラッシングしてから洗うのと、ブラシとドライヤーの風をあてて毛の生え際からしっかり乾かせば良いのですが、下手して気が付くの遅れたりすると死んでしまうんですから、命をかけてまでお家でシャンプーする意味を考えて欲しいです。

軽度の低体温症で治ったと思っても、心臓やその他臓器にダメージが残るのか・・・因果関係は解りませんが、どうもきっかけになって数日後亡くなってしまっていることもあるように私は感じています。
キチンと乾いていなくて少し濡れていて・・・その時は大丈夫でも・・・夜になって・・・飼い主さんも寝ちゃって・・・気温が下がり・・・っていうこともあると思います。

プロの美容室に出す場合も、特に老犬ちゃんはできるだけ「大寒波」とか言ってる日は避けて、気温差が多い日や夕方から気温が下がる時間もさけてもらう方が安心です。

プロのトリマーでも老犬や心臓疾患があるワンちゃんですとやらかすことがありますから・・・お家で飼い主さんは要注意です。
無理してシャンプーしなくていいです。

猫ちゃんも嫌がってキチンと乾かせないことが多いですし、老猫ちゃんはもうちょっと暖かくなるまでシャンプーはひかえた方が安心です。


症状はもちろん寒がるんです。

普通は異常なほど震えます。
ただ老犬ちゃんだとあまり震えなくて解らない時もありそうです。
それにひどくなると震えることもできません。
食欲も無くなって、元気が無くなります。
動かなくなって眠そうになります。
「眠ると凍死する」みたいな話ではないのですが、眠っていると思って飼い主さんが気が付かないのが心配です。

正常な体温は37~39度くらいです。
37度切ったら!?、36度切ったらもう低体温症だと思います。
体温測れなくても、足の裏とか耳とかお腹とか触ってみると冷たいので解ると思うんですが・・・。
ヘンな話ですが「おちんちん」とかさわっても解りやすいかと思います。

シャンプー程度で起きる低体温症は、「軽度」なはずです。
普通暖かいお家の中だし悪化しないと思います。
でも飼い主さんが「気が付かない」+「少し濡れている」で悪化するんだと思います。
「気が付かない」と「少し濡れている」に加えて「老犬ちゃん」さらに「心臓疾患など」が足され、しかも逆に軽度で「少し濡れたまま朝まで」となると・・・。

「低体温症かな?」と思った時は、まず慌てないこと。

まず毛布でくるんでみて下さい。
「低体温症でなければ」、嫌がって出てくると思います。
低体温症だと嫌がらないどころか、ほとんど動きません。

極端に震えたり体温が低かったり「低体温症」だと思った場合は、カイロや湯たんぽで温めて下さい。
直接あてると今度は「低温火傷」しますから、焦らずゆっくり温めてあげて下さい。

お家で起こるのは大抵軽度ですから、普通はそれで30分もすれば治まります。
でもやっぱり獣医さんへ連れて行く方が安心です。特に持病があれば。

もちろんシャンプーだけではなくて、お散歩等も気を付けて下さいね。