気を付けて下さい。

先日・・K様からお電話で・・・
ワンちゃんが亡くなったと報告がありました・・・。
オープン当初の10年前からのお客様です。
ワンちゃんはとても小さなTプードルちゃんです。

大型犬に噛まれて亡くなりました。

ワンちゃんも一緒にご友人達とバーベキューを楽しんでおられた時でした。
大型犬は、自転車で散歩、しかも伸びるリードです。
K様は食事中です。
そこへあちらの大型犬から近づいてきました。
正確には、大型犬の飼い主さんが近づけてきたんですよね。
K様は、自分の愛犬は小さいし老犬だし攻撃的になったことも無いし、近づけてきたのであちらも「大丈夫なんだろうな」と思ってしまったそうです。

こんなことここに書くべきことではないのかもしれませんが、こんなに小さいお客様も少ないお店なのに、2~3年に一度はあります。
すごく残念で悲しい。ワンちゃんや飼い主様のこと思うと心が痛く苦しいです。

だからできるだけ伝えたい。


2ヶ月ほど前もありました。
フレンチブルの飼い主様です。
実店舗近くの狭山池でお散歩中・・・
飼い主さんとノーリードでお散歩中の中型犬が近づいてきました。
フレンチの飼い主様は解ってました。
だから「うちの子ダメなんで・・・」
でも中型犬の飼い主様は、「いやいや、うち大丈夫だから・・・」
フレンチちゃんは噛まれて顔に怪我をしました。

まずノーリードは絶対ダメです。
このケースは、フレンチちゃんの飼い主様が解ってらしたように・・・
フレンチなど短頭種は、呼吸も荒く鼻もブヒブヒ言って、悪気無くても相手をやたら興奮させたり怖がらせたりすることがあるんです。
それで今まで大丈夫であった?中型犬もダメだったんだと思います。


数年前は、チワワちゃんのお客様。
お散歩中に大型犬に襲われて、チワワちゃんは亡くなりました。
相手の大型犬もお散歩中でリードをしていましたが、リードを持っていたのは小学3年生で制御できませんでした。

加害者になってしまったお客様もいらっしゃいます。

中型犬の飼い主様で、相手はチワワちゃんで亡くなりました。
広い公園で、飼い主様は二方ともノーリードでした。
いつも一緒に遊んでいるような「お散歩仲間」でした。
だから両方とも「大丈夫」だと思ってらしたようです。
きっかけは偶然遊んでいたボールの取り合い?取られると思って勘違い?だったそうです。
もちろんワンちゃんを目の前で亡くされると言葉もありませんが、加害者側になってもつらいです。

多頭飼いの方もご注意ください。
知り合いがTプードルのお散歩中、ノーリード状態の中型犬に襲われました。
Tプードルは大怪我をしました。
もちろんノーリードの中型犬が悪いです。
でも、その時、飼い主一人で4頭のTプードルを同時にお散歩していたんです。

私は、ドッグランなんて怖くていけません。
どんな犬なのか、どんな人なのか、知りもしない犬・人がたくさんいて信用できません。
神経質でつまらない人間かも知れないですし、これじゃ楽しいこといっぱいあるのに損をしているかも知れないです。

実際、「お散歩仲間」とか「犬友達」とかいない、つまらない人間です。
私自身が人付き合いが下手だし、仕事とプライベートをわけたくて・・・
でもつまらない人間の話も今日だけ聞いて、皆さんこんな事故の無いように楽しんで下さい。

相手が大丈夫だと言っても、
今まで大丈夫でも、
他の犬に対して大丈夫でも、
自分の愛犬は可愛くて信用できても・・・
相手の犬や個々の相性やタイミングで何が起こるか解りません。

それとやはり死につながるのは、小型犬ちゃんです。大きさに差がある時です。
相手のワンちゃんは殺す気なんて無かったと思います。
人間が勝手にチワワ~セントバーナードまで改良しました。
彼らにその大きさの差について実感や理解は無い場合があります。(チワワちゃんでも向かって行きます)
あたり所が悪いと、ちょっと歯があたっただけでダメです。
ノーリードは絶対ダメです。
小型犬は、何かあった時、いつでも抱きかかえて守ってあげられる状態でいて下さい。
大型犬は、何かあっても制御できる状態にするのが義務です。小学3年では無理です。

あと、亡くされたお客様を一切せめるつもりは無いですが、「何かしながら」ではなくて、お散歩やワンちゃんと遊ぶときは、できるだけ100%ワンちゃんに目を向けて下さい。
食事やおしゃべり、PCや携帯、・・・ 「何かしながら」だと初期行動が遅くなったり観察力や状況判断が鈍くなるような気がします。
これはワンちゃん同士の事故だけでなく、車や自転車や歩行者・・ワンちゃんの事故やトラブルすべてに言えると思います。

本当はもっと根深いんだと思います。
ワンちゃん達に社会性が無いんじゃないでしょうか?(飼い主さん達も)
本当は小さい頃に、プロの訓練士さんなどに犬の扱い方を教わるべきです。
犬同士は、小さい時からもっと社会性を身につけるべきです。
でもそれはペットショップやブリーダーの売り方からの問題です。
ドイツでは生後4か月以上じゃないと売れません。